어쩌다 발견한 하루/偶然見つけたハル (2019)
【概要】
タイトル:어쩌다 발견한 하루/偶然見つけたハル
放送期間:2019年10月2日~11月21日
放送局:MBC
OTT(日本):Netflix
出演者:キム・ヘユン、ロウン、イ・ジェウク他
原作:ウェブトゥーン「어쩌다 발견한 7월(偶然見つけた7月)」
【登場人物】
은단오/김혜윤 ウン・ダノ/キム・ヘユン
スリ高校2年7組7番
裕福な家の一人娘。先天的に心臓が弱く患っている。
ペク・キョンに向けた10年にも及ぶ片思いが最近は自分の気持ちが自分の物ではない気がする。ペク・キョンを見てもときめかない。自分の中で説明のできない何かが変わってきていると気が付いたとき、信じられない事実を知ることになる。自分は漫画の中のキャラクターだということ。決められた台詞、行動、何一つ思い通りにならない。
この際、青春漫画のキャラクターなら主人公たちよりもいい恋愛をしてみよう。作家が決めた運命ではない場所に。
하루/로운 ハル/ロウン
出席番号13番、ハル。名前すらなかった漫画「ヒミツ」のエキストラ。存在感ゼロの酸素のような男。でもこのフィジカルとビジュアルでエキストラなのか。
백경/이제욱 ペク・キョン/イ・ジェウク
ダノが10年片思いしている男子であり婚約者。
父が事業のためにダノとの結婚をさせようとしている。
여주다/이나은 ヨ・ジュダ/イ・ナウン
漫画「秘密」のヒロイン
オ・ナムジュの関心を受けているという理由でクラスの一軍女子たちからいじめられている。家は貧しくアルバイトをしている。
오남주/김영대 オ・ナムジュ/キム・ヨンデ
ツンデレスタイルの「秘密」の主人公で、ジュダをパシリにしつつ好きになる。
이도화/정건주 イ・ドファ/チョン・ゴンジュ
ジュダに片思いをしているが、ジュダにとってドファはいい友達の一人だ。ダノの次に自我を得る。
신세미/김지인 シン・セミ/キム・ジイン
ダノの友人 ナムジュを好きで追いかけるが、ジュダがナムジュの関心を受けジュダをいじめる。
진미채/이태리 ジンミチェ(妖精)/イ・テリ
給食の配食員
ジンミチェ(さきイカの和え物)の妖精と呼ばれる
「秘密」の世界の中であることをダノとドファに教えた人で、具体的な正体を教えてはいない。漫画の中のステージとシャドウを教える。
【動画】
〈ハイライト動画1-4話〉
〈ビハインド動画〉
【原作との差異(namu参照)】
・世界観を説明する名称が原作と違う。作家が描く場面を意味する「Heads」が「ステージ」に、作家が描かない空間を意味する「Tails」が「シャドウ」に変更された。
・原作ではHeadsで決められた
台詞や特定の行動を遂行し、Tailsへ出たり場面が終わるが、ドラマではキャラクターがステージに召喚されセリフだけでなくすべての行動を作家の意図通りにしないといけない。ゆえに作家が与えた設定が少ないエキストラがより自由だ。
・原作では過去にモノクロ漫画で描かれていた物語を、カラーウェブトゥーンで連載し自我がある複数のキャラクターの意志が反映され、作家が意図した展開方向を変えるほどの些細なHeadsの変更が起きた。しかしドラマでは自我があり与えた役割が無いエキストラのハルだけがステージを変えられる。
〈ストーリー〉
・ヨ・ジュダとイ・ドファは原作では幼馴染だが、ドラマでは高校で出会っている。
・原作でイ・ドファとハルの接点がないが、ドラマでは友人になる。
・原作ではヨ・ジュダが自我を持たないが、ドラマでは自我を得る。
・原作の漫画「秘密」でのオ・ナムジュの秘密は難読症だが、ドラマでは婚外子という事実になった(ドラマでも最初は色盲だったが、変わった)
・原作での漫画「秘密」でのイ・ドファの秘密は、ヨ・ジュダの母が医師であるイ・ドファの父が起こした医療事故により死亡したという事実と、幼い頃ヨ・ジュダがイ・ドファの代わりに拉致されたという過去だったが、ドラマでは幼馴染設定が消え、イ・ドファの秘密も出てこなかった。
・この秘密設定のため、原作のイ・ドファは自我の自殺という悲劇的な結末で終わるが、ドラマのイ・ドファはヨ・ジュダと友人で過ごしいい結末を迎える。
・原作でウン・ダノがハルが死ぬコンテを見た後、ハルにこれを避けるようメッセージを机に残すが、2人の関係に嫉妬するペク・キョンがこれを見て消し、ハルが死の危機に陥る。しかしドラマのペク・キョンはステージを変える能力がないので、ストーリーに影響を与えられない。
・原作では作家の前作「ヌンソファ」でジンミチェが彼の恋人が行違う景気が作家が描いた他の女性キャラクターとのラブラインのせいで、ジンミチェが彼の恋人を殺すという悲劇的な結末を結ぶ。ドラマでは、ペク・キョンが前作の悪役で登場し、天敵ジンミチェとその恋人キム・スヒャンを殺し、自身の護衛武士であるハルの恋人ダノを自らの手で殺す。
・原作では、前作で比重のあったジンミチェキャラクターを後続作で特別出演させたという設定だが、ドラマのジンミチェは作家の手により道具のように消耗されるエキストラキャラクターという設定だ。
〈結末のちがい〉
・原作では作品が終わればキャラクターは暗闇の中に閉じ込められ、作家がまた描くのを待つという設定だが、ドラマでは眠っているという設定へと変えられた。
・原作では「秘密」世界でウン・ダノが作家の意図通りにペク・キョンのそばで死亡するが、ドラマではハルにステージを変える能力を付与し、ダノを助けペク・キョンの婚約者設定も消滅させる。代わりにハルが物語を変えた対価として漫画の完結前に消滅させられる。原作とドラマでは結末が変わるのが大きなポイントだ。
・原作では作家が次の作品でダノとハルをまた描く結末だったが、ドラマでは各自の意志で名前のないエキストラとなり、互いに会うために次の作品にやってきたという結末だ。